水性ボールペンと油性ボールペンの見分け方と使い分けポイント!
2015年6月11日公開 | 最終更新日:2019年1月10日 | 234,701 views
ボールペンには油性ボールペンや水性ボールペンがありますが、見た目だけだとどれが油性でどれが水性なのかわからなくて困ってしまった経験がある人もあるはずです。ですが、誰にでも簡単に判断ができる見分け方がありますので、その見分け方とそれぞれのボールペンの特徴を説明します。
目次
ボールペンの種類には大きく分けて、水性、油性がある
仕事場でも、また家庭でも多くの人が毎日のように使っているボールペン。文房具売り場に行けば、それぞれ特徴を持ったさまざまな色のボールペンがたくさん並んでいて、どれを選べばいいのか困ってしまうほど。ところで、ボールペンは大きく分けて「水性」と「油性」に分類できるのをご存知ですか?きちんと区別して使っている人も、また何気なく選んで使っている人も、一度その違いを再確認しておきましょう。
ボールペンのインクは溶剤、色素、定着剤などから出来ていますが、溶剤が油性なら油性ボールペン、水性なら水性ボールペンとなります。油性ボールペンは耐水性に優れてにじみづらいのが特徴です。そのため、長く保存する必要のある文書や、契約書などに適しています。一方、水性ボールペンは、書き心地がよく、発色がいいところが特徴です。力をいれなくてもサラサラと書けるところが人気です。
海外ブランドに見かける「ローラーボールペン」とは?
普段使いのボールペンを購入するときには、いつも使っているものと同じものをそのまま選ぶこともあれば、お店で書き心地をチェックして新しいものを手に入れることもあるでしょう。しかし、なにかの機会にいわゆる高級ボールペンとよばれるものを購入するとなれば、それぞれの特徴や評判などを調べたりするのではないでしょうか。そこでよく目にするのが「ローラーボールペン」という文字。ローラーボールペンは、普通のボールペンとどう違うのでしょうか。
「ローラーボールペン」とは水性インクを使用したボールペンです。つまり、日本で「水性ボールペン」とよばれているものは、海外では「ローラーボールペン」とよばれているのです。日本では「水性ボールペン」と「油性ボールペン」ですが、海外では水性インクの「ローラーボールペン (rollerball pen)」と油性インクの「ボールペン (ballpoint pen)」に分類されます。
水性ボールペンの見分け方と特徴は?
水性ボールペンの見分け方で一番簡単なのは、プラスチックに書いて見て、指でこする方法です。身近にあるペットボトルでもいいので、書いてこすってみるのです。そしてこすった時にのびたり消えたりした場合は、そのボールペンは水性です。
水性ボールペンは文字通り、溶剤には水が使用されています。そのため発色がよく、様々な色をつくることができます。カラーのバリエーションが豊富なことは水性ボールペンならではの特徴です。また、書いた時にも軽い書き味があり、長時間使用しても疲れないという特徴もあります。
水性ボールペンのデメリットとは?
粘度が低いため力を入れなくてもサラサラと書ける水性ボールペン。インクが詰まりにくく、書き出しでかすれることもありません。クリアな線が書け、また発色もよく、その書きやすさから人気が高い水性ボールペンですが、実は使うときに気を付けておきたい点がいくつかあります。水性ボールペンのデメリットについて学んでおきましょう。
水性ボールペンの短所といえば、水に弱いことが挙げられます。書いた文字に水がついてしまうと、にじんでしまいますので注意が必要です。水性ボールペンで、手紙の宛名や葉書を書くと、雨に濡れた場合にじんでしまいますので気を付けましょう。また、水性ボールペンはインクが乾くまでに少々時間がかかるので、書いているときに、手にインクがついてしまうこともあります。
油性ボールペンの見分け方と特徴は?
油性ボールペンを見分け方は、水性ボールペンの見分け方と同じ方法で簡単にできます。つまり、プラスチックに書いてみて、こすった時にのびたり消えたりするかどうかです。のびたり消えたりしなければそのボールペンは油性です。
油性ボールペンの特徴は耐水性があることです。原料は染料、溶剤樹脂が基本です。染料は布などを水に溶かして染めるための着色する材料と考えれば理解しやすいはずです。溶剤は溶媒のことを指しますが、油性ボールペンの場合は油が溶剤として使用されます。油の性質は水をはじきます。そのため紙を汚しにくいのが特徴です。また変色も起こりにくく、長期保存も可能です。
油性ボールペンのデメリットとは?
溶剤に油を使用する油性ボールペンは、耐水性があるため、水性ボールペンのように水に濡れてもにじんでしまうことはありません。長持ちするため、保存しておきたい書類などを作成するときには便利な油性ボールペンですが、こちらも使用するときに気を付けたい点があります。油性ボールペンのデメリットとはなんでしょうか。
サラサラと書ける水性ボールペンと比べて、油性ボールペンは書き味が硬く、力を入れて書く必要があるため、長時間の筆記だと疲れやすくなります。また、インクの粘度が高いため、書き始めでかすれることがあったり、ペン先に溜まったインクが紙についてしまったりすることもあります。水性ボールペンと比べて、発色がよくないところもデメリットとして挙げられるでしょう。
水性と油性ボールペンの使い分けポイント!
水性と油性のボールペンの性質は、理解できたはずですので、実際にどのような場合に使い分ければいいのか考えて見ます。油性のボールペンには耐水性がありますし、長期保存も可能ですので、例えば子供の運動着など洗濯する可能性のあるものや、ガラスやプラスチック、あるいは公文書など、長期的に保存が必要な文書などに使うのがお勧めです。
それに対して水性のボールペンは耐水性がありませんので、薄いコピー用紙などが理想です。封書で手紙を書く場合などが一般的です。カラーも豊富ですので、バリエーションも豊富できれいな便箋を作成することができます。
書き心地も大事なポイント!
ボールペンを使って書類を作成したり、文章を書いたりしているときに、ボールペンが紙にひっかかったり、インクのかたまりが紙についたりしてストレスがたまったことはありませんか?インクの種類や紙の質にも左右されますが、できるだけ書いているときにストレスを感じないようなボールペンを手に入れたいものです。
ボールペンを選ぶときには、手に持ってしっくりくる太さのもの、そしてちょうどいいと感じる重さを持つ一本を探しましょう。適度な重さがあるボールペンは、重心が安定するため書きやすいと言われています。文具売り場などで試し書きができる場合は、実際に手に取って自分にとって心地よいと感じる太さや重さをチェックし、そして書き心地を確認してみると、お気に入りの一本に出会える可能性が広がります。
最後に
水性ボールペンや油性ボールペンにはメリットもあればデメリットもあります。その特性を理解して使い分けることで様々なものに書くことができますが、用途を間違えるとやり直しが必要となるだけでなく、他の書類を汚してしまうことにもなりかねませんので、性質を理解した上で適切に利用することが大切です。
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2015/06/11 | ボールペン
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